インターネットトラフィック予測システムの構築とその分散オブジェクト指向プラットホームへの実装
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概要
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インターネットにおけるトラフィックの特徴を, 従来の電話などの通信網のトラフィックと比較すると, ● よリバースト的な挙動, ● 状態遷移が早い, ● 定常的な変化は顕著でなはい, といった点が挙げられる。従来の通信需要の予測では, ARIMAモデルなどの線形回帰モデルを応用したものが中心であった。しかしインターネットのようなコネクションレス型大規模ネットワークでは, 統計的多重効果以上に, 個人の振舞いが全体のトラフィックを決定する場合がある。こうしたアーキテクチュアにおいて効果的に予測をおこなうためには, より繊細にネットワーク挙動に着目し, かつ多様な観点から解析をおこなうことが必要である。本研究は以前より, 決定論的非線形モデルを用いた予測方式の可能性を示してきた。今回構築したインターネットトラフィック予測システムについて報告し, 分散オブジェクト指向プラットホーム上への実装例について紹介する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-09-24
著者
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