WWW情報の自動分類に関する研究
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概要
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近年, WWWにおける情報量は増え続けている。ユーザは, 一般的には必要な情報を探し当てるために, 全文検索サービス, またはディレクトリ検索サービスを利用する。両者にはそれぞれ, 長所, 短所があり, ユーザが用途に応じて使い分けている。前者は, 検索の要求に対する答えの量が非常に多く, 答えを絞り込むためのキーワードの調整が必要となるが, 答えの中には目的の情報が存在し, 予期しない情報が含まれることもある。後者は, HTML文章の分類, データベースへの登録を人の手に頼っていることから増え続けていく情報を分類することはますます困難になる。そのため, ユーザが必要とする情報が必ずしもデータベースに存在するとは限らない。さらに分類の基準も個人の主観によるところが大きい。しかし, カテゴリ別に分類されているため検索しやすく, 検索結果に全く関係のない情報が含まれている事はない。以上のような問題を解決するため, 本研究では大量のデータを処理でき, ユーザの好みに合ったディレクトリに分類するHTML文章自動分類フィルタを構築し, その有用性を実際のHTML文章を利用して確認している。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-09-24
著者
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