マルチベンダCASEツール統合化実験とその考察
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概要
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大規模情報処理分野において、複数のベンダのコンピュータを組み合わせたシステム(マルチベンダシステム)が構築されるようになってきた。マルチベンダシステムのソフトウエア開発を効率化するためにCASEツールの利用が望ましく、1つのCASEツールで多数のターゲットのソフト開発が行なえるのが理想である。しかし、現状ではターゲットが2、3機種に限定されるか、または、多数のターゲットをサポートするCASEツールは、大規模情報処理に適応できる記述能力、実行時性能を備えてない。このため、本論文では、設計工程を支援するCASEツール(上流CASEツール)は統一し、製造、試験工程を支援するCASEツール(下流CASEツール)は、ターゲットコンピュータに応じて選択できる様な形態とすることを提案する。この形態の有効性を検証するために、4つの下流CASEツールについて実際にこの形態の開発環境を構築しそれを利用する実験を行なった。その結果について報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-09-27
著者
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