都市計画分野での動態把握に対するアプローチ(その1)
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概要
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これまで地理情報システム(GIS)の応用の拡大を目的に都市計画分野のシステム開発を進めてきた。この報告では、都市計画策定支援システムの応用について、都市空間の動態把握の面から検討した事を中心に述べる。一般に計画や設計の段階では、設計者の発想を喚起できることが重要である。その場合、図形や画像等広くコンピュータグラフィクス(CG)と言われるものの役割は非常に大きい。しかし、情報処理の技術はこの様な社会システム等の分野では、人間の創造性を発揮される計画や設計等にはツールと成り得ていないと言える。この様な現状では対話的シミュレーションが有効であると考えらる。そこで、CRTの地図上で計画シミュレーションをインタラクティブ行うシステムを構成することにした。既に開発した現況把握システムでは画像・図形及び属性情報が関連付られデータベース化されているので、GISの存在を前提とする。このGISに観測画像を入力し都市空間の動態把握を行うシステムを考えた。これはGISを現状の画像により更新するシステムであり、常に最新の現況把握が必要な分野での基本的な課題である。次に都市計画の現況把握システムを用いて、画像監視システムの配置と画像より地図データベースの検索について述べ、新宿の都市計画データを用いた例について実験検討結果を交えて報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-03-15
著者
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