研究プロジェクトの流れに関する評価手法

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概要

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近年、社会システムの複雑化に伴い、学際的な研究プロジェクトがさかんになっている。筆者らは、このような学際的な研究プロジェクトが進展するということを、注目する評価要素の軸上を個々の研究要素(構成要素)がバランスをとりながら全体として安定な塊となって流れると考えるという立場をとる。これまで、研究プロジェクトの評価要素の重みは、注目する評価軸上を流れるように直感的に決められてきたと考えられるが、構成要素や評価要素の多種多様化に伴い直感だけでは容易に決められなくなったと思われる。本報告では、研究プロジェクトの評価要素と構成要素との関係をファジイ関係で捉え研究プロジェクトが進展するということをソリトンの支配方程式で考察することにより、構成要素がバランスをとりながら全体として安定な塊となって流れるときの評価要素の重みをソリトンの状態量で評価する手法を紹介する。
一般社団法人情報処理学会の論文
1989-03-15

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