並列計真モデルCubematの二、三の特徴について
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概要
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並列的な処理を行うことのできる構成と手法が多数研究されている.並列的な処理を行うことのできる構成モデルとして,処理要素とこれらを結ぶ結合線より成る構成がある.その代表的な構成として,超立方体結合,格子結合,木結合,多段相互結合ネットワーク等が提案されてきた.もし二つ以上の基本的な結合構成を,一つのシステムで効率よく同時に実現することができれば望ましいことである.それは,これまで開発されてきたアルゴリズムが,必要な結合構成を用いて実行できるからである.前報告では,超立方体(キューブ)結合と大域バス結合より成るCubematを導入し,そのレイアウトとその上での簡単なアルゴリズムを報告した.本報告では,レイアウトの発展とCubemat上での並べ換えについて報告する.また,大域結合が計算時間に与える効果についても簡単に考察している.Cubematはこれまで提案されてきた多くの結合モデルと密接な関係をもち,また多くの結合構成を包含している.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-03-15
著者
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