超立方体型結合モデルCubemat上での並列データ転送について
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概要
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高速処理を実現する方式が多くの分野で強く求められている.これまで,多数の処理要素とそれらを結ぶ結合線より成る高並列構成を用いて,各種演算を高速に実行しようとする方法が研究されてきた.並列計算を実行するためにこれまで提案されてきた結合モデルのうち,局所結合は隣接ノードとのみ通信し,大域結合は多数のノードに一度にデータを放送することができる.局所結合モデルには超立方体結合,格子結合,木結合などが含まれる.本報告では,超立方体結合と大域結合より成る結合モデルCubemat(キューブマット)上でのデータ転送とその評価を述べている.Cubematは超立方体結合を格子結合(mesh,matrix)状に敷きつめている(mat)ことに由来する.ここではCubemat上の2ノード間の複数データの転送に関して,これまでの結合モデルよりも有効な方法を与えている.また,複数の目的ノードへのデータ転送に関しても考察している.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-03-14
著者
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