ブロック化法を用いたセル・システムの再構成について
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概要
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近年,全システムを単一ウェーハ上に集積しようというウェーハ規模集積(WSI)の技術および概念が研究されている。この技術は,発生する故障欠陥が無視できないなど解決すべき問題を含んでいる。そのうち発生したセルの欠陥に対しては,それを回避しながらセル配列を再構成する方法が考えられ,いくつかの研究が行なわれている。本研究では,3種類の冗長セル・システムの一般的性質と冗長構成の評価の仕方について考察した。システムが期待される正常確率を達成するためには,一般に局所的冗長構成ほどセル正常確率を高く保つ必要があり,大局的に近づくほど小さくてよい。また,冗長性のない基本構成に対する冗長構成の評価は,冗長度当たりの面積距離増加比または面積時問増加比によって行なわれるのが適当と考えられる。一例として,中間的冗長性を超立方体環ネットワーク(3)に適用し,得られた構成の冗長度規範を評価した。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1986-10-01
著者
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