ユーザーの簡易指定を伴う顔領域の適応的セグメンテーション
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概要
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パソコンとデジタルカメラなどの普及に伴い, 誰にでもデジタル画像の取得, 加工, 編集などが行えるようになった。また, ペンなどの簡易なインタフェイスを持つ携帯型情報機器などでも画像を扱えるようになり, より手軽に画像を扱うことへの欲求が高まってきている。一般に, そのような機器で取得される画像は人物であることが多く, 顔画像処理に基づくアプリケーションが数多く想定される。人物顔をバランスよく含むように画像の一部を切り出してサイズなどを正規化したり, あるいは人物顔に最適なように画質を調整するようなアプリケーションを考えた場合, 画像中の顔領域をロバストに分離できなければならない。本稿では, 低い計算能力しか持ち得ないが簡易なユーザーインタフェイスを備えた携帯型情報機器などへの適用を想定した, 顔領域の分離手法について述べる。ユーザーによっておおよその顔領域が指定された場合, その近辺の画素をサンプリングして顔肌を抽出するための関数を適応的に定義することで, ロバストに顔領域を分離する。以下に, 本手法による顔領域分離の方法と実験結果について述べる。
- 1997-09-24
著者
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斗谷 充宏
シャープ株式会社情報商品開発研究所
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船山 竜士
シャープ株式会社情報商品開発研究所
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紺矢 峰弘
シャープ株式会社情報商品開発研究所
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竹澤 創
シャープ株式会社情報商品開発研究所
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斗谷 充宏
シャープ 情報商品開研
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