適応的重み付けブロックマッチングによる動きベクトル検出方法
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概要
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動画像処理等の分野において, 動きベクトルの検出は重要な要素技術である。また今日では画像からの3次元物体の再構成の研究が盛んに行われており, それらにおける対応点検出も重要な要素技術である。これら動きベクトル/対応点検出双方に適用可能な手法としてブロックマッチングが挙げられる。二つの画像からあるサイズ(例8×8)のブロックを切り出す。このブロック同士の位置関係をマッチングベクトルM_<vec>と呼ぶ。次にブロック同士の一致の度合いの指標マッチング値M_<val>(M_<vec>)を計算(一般にSSDがよく使われる), このマッチング値M_<val>(M_<vec>)を最少にするマッチングベクトルM_<vec>を動きベクトルとする。このブロックマッチングによる動きベクトルの検出では, ブロックサイズの決定が重要な問題となる。一般的にブロックサイズが小さいと誤対応が増加し, 大きいと誤対応は減少するが, その一方で精度が低下するなどの問題がある。本稿ではこのような問題を解決, すなわち誤対応の少なさと高い精度を両立させる一手法を提案する。
- 1997-09-24
著者
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斗谷 充宏
シャープ株式会社情報商品開発研究所
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船山 竜士
シャープ株式会社情報商品開発研究所
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紺矢 峰弘
シャープ株式会社情報商品開発研究所
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竹澤 創
シャープ株式会社情報商品開発研究所
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斗谷 充宏
シャープ 情報商品開研
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