C++コンパイラのリンカ部における最適化技法
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概要
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高級言語のコンパイラは, 一般に構文解析を行ない中間コードを出力するパーサ部, 中間コードよりアセンブラコードを作成するコード生成部, アセンブラそしてリンケージエディタより成り立っている。本論文のターゲットであるリンケージエディタ(以下リンカとする)とは, コンパイラやアセンブラで分割して作成された複数のリロケータブルなオブジェクトファイルのリンクを行ない, メモリ配置を行なって一つの実行可能なオブジェクトファイルを作成したり, または, 再配置可能なリロケータブルなオブジェクトファイルを作成するプログラムのことである。また近頃では, PCやWSの分野だけでなく組み込みの分野でもC++を利用しようという動きがある。この分野での利用を考える場合には, コードをフルに最適化し, サイズを小さくする必要がある。そこで本論文では, コンパイラのリンカ部における冗長なコードを削除する最適化技法について述べる。
- 1997-09-24
著者
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