消費電力制御のためのジョブタイプの判別方法
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
パソコンの省電力機能は, ユーザが事前に設定したパラメータに基づいて制御されることが多い。ユーザはバッテリ駆動時間を延ばすために, CPU速度, LCD輝度, LCDオフタイマ, HDDのモータ停止タイマ, 内蔵モデムや通信ポートやPCカードスロットなどの電源, などの設定を変更する。長いバッテリ駆動時間と高いパフォーマンス・高機能を同時に実現することは困難である。さらに, これらの設定値の変更には, 特別な操作が必要であり, 変更しないユーザも少なくない。そこで, 学習機能付きの省電力機能も開発されているが, 過去の使用実績に基づくため, 制御が後手に回ったり, ユーザの意思に反したりしがちである。本論文では, CPUやキーボードなどの複数のデバイスの使用状況を監視し, パソコンの動作状況とユーザの作業内容(ジョブタイプ)を判別することで, タイプに応じた省電力設定を動的かつ自動的に選択する手法を提案する。この方法は, バッテリ駆動時間を延ばすことだけでなく, システムのパフォーマンスを向上させることも期待できる。
- 1997-09-24
著者
関連論文
- Bluetoothによる位置検出
- HDDパワーマネージメントの一手法
- アプリケーションレベル分散セキュアグループのためのChinese-Wall型プロセス隔離手法
- 消費電力制御のためのジョブタイプの判別方法
- 4. モバイルコンピューティングを支えるハードウェア技術 4-1 ノートブックPCにおけるローパワーシステム技術 (モバイルコンピューティング)
- M-35 Bluetooth短距離通信によるキオスクサービス(モバイル/アドホックネットワーク(2),M.ネットワーク・モバイルコンピューティング)
- アプリケーションプログラム参加の省電力制御に必要な機能の考察
- アプリケーションプログラム主導の省電力制御
- システムによる画面暗転に対する事前予告によるユーザビリティの改善
- ユーザインタフェース変換の方法とホストアプリケーションプログラムへの適用
- システム・インテグレーションにおけるユーザ・インタフェースの検討
- ワークステーションのユーザ・インタフェースで大型計算機のアプリケーションを操作するシステム : 機能と構成
- ワークステーションのユーザ・インタフェースで大型計算機のアプリケーションを操作するシステム : 概要
- GUIベースのコンピュータに適したアクセス制御ポリシ管理方法の提案
- 近距離無線通信規格Bluetooth (特集 通信・ネットワーク規格)
- ノートブック型コンピュータにおける消費電力とパフォーマンスに対する外部キャッシュの劾果
- 高並列計算機の性能評価のための挙動予測モデル
- スケーラビリティに基づく高並列計算機のパフォーマンス予測
- M-032 モバイル・チェックアウトによる店内行動情報の収集と活用(行動パターン分析,M分野:ビキタス・モバイルコンピューティング)