マルチエージェントモデルに基づくグループウェアIntelli Team

概要

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商用利用の開始によってインターネットが急速に普及し、仮想企業、EC、CALS、イントラネットなどのインターネットにおける新しいビジネス形態も出現している。これらの新ビジネスを支える情報システムは、インターネットの規模と性格を考慮すると、高いスケラビリティ、つまり、ネットワークの規模に左右されない統一的なモデルに基づいていなければならない。この高いスケラビリティを備えたモデルとして、近年、ネットワークエージェントによるマルチエージェントモデルが提案されている。IntelliTeam[1]は、このマルチエージェントモデルに基づいて設計されたインターネット対応のグループウェアである。マルチエージェントモデルに基づいてシステムを構築することにより、従来のクライアント・サーバモデルに基づくシステムに比較して、グループ運用の柔軟性や機能の拡張性に優れたシステムが得られることを示す。IntelliTeamはスケジュール管理、ワークフロー管理などの各エージェントが協調動作することにより機能する。個々のユーザのデータはそれぞれのユーザ専用のエージェント群が管理し、ユーザ毎に独立している。グループ環境における複数ユーザ間での調整は、各ユーザの担当エージェシト同士の連携により行なわれる。
一般社団法人情報処理学会の論文
1997-03-12

マルチエージェントモデルに基づくグループウェアIntelli Team

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