OSI-RDA における長大データ分割送受信処理メカニズムについて
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概要
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OSI-RDA は遠隔データベース (以下 DB) アクセスを行うアプリケーション (以下AP) と DBMS との接続を目的とした ISO の規格である. この規格は, DBL データを転送する為の RDAclient (以下 CL) -server (以下 SV)間の DBL 仕様に非依存な機能部分(汎用 RDA)と, 特定 DBL に依存し RDA サービスが当該 DBL に対しどう特殊化されるかを規定する機能部分 (SQL 特殊化) から構成される. 図1に SQLagent, SQL CL/SV, RDA の関係を示す. 汎用 RDA と SQL 特殊化仕様が1993年に IS (国際規格)化され, SQL92 対応の SQL 特殊化仕様が補遺1として1997年に IS 化予定である. 今後 RDA を適用したリモートアクセス対象のデータ長が大きくなると想定され, RDA での長大データの扱いに関する規定の必要性は ISO 国際会議でも認識されている. 日本からは, 長大データの分割送受信仕様を継続提案中である. 本論では, ISO 標準化活動に於いて検討中の前記の長大データ分割送受信仕様の概要, 転送形態アーキテクチャ及び設計方針に関して論じる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-03-12
著者
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