情報提供サービスにおける課金処理方式の提案
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概要
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DVD や広帯域ディジタル網を利用したマルチメディア情報提供サービス (以下, サービスと呼ぶ.) のための「課金処理」と「ライツ保護」のモデルと機構を提案する. ここで, 課金処理とは, サービスの利用料を請求する処理である. ライツ保護とは, 提供者の意図に反するマルチメディア情報の利用を防ぐことである. 本研究の目的は, 課金処理やライツ保護を「共通プラットフォーム」の機能として提供して, 以下の効果を生じさせることにある: (1)アプリケーションに対して, ハードウェアや OS, セキュリティ技術に依存しない, 高度な課金処理機能を提供し, アプリケーション開発の負担を軽減する. (2)所望の課金形態や決済形態 (以下, 課金ポリシーと呼ぶ.) を容易に指定可能とし, ライツを保護し, 情報提供者の参入を促す. (3)他サービスを利用する複合サービスを可能にし, 高度で安価なサービス提供を促進する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-03-12