電子透かしの汎用性
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概要
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ディジタルコンテンツの著作権保護手段として数々の電子透かしアルゴリズムが提案されている。本論文では電子透かし処理機能をコンテンツ提供システムに適用する際の問題点に関して議論する。特に電子透かしアルゴリズムのデータ形式への依存性、相互運用性、すなわち汎用性に関する問題を取り上げる。解決手段として電子透かし処理系の機能ブロック化、コンテンツ提供者による電子透かし処理ポリシーのメッセージ化、電子透かし処理系へのメッセージ翻訳機能の装備を提案する。汎用性を持った電子透かし処理系をコンテンツ提供システムに適用することでコンテンツの多様化、提供者意図の多様化、実行環境の多様化に対応したコンテンツ提供サービスを実現することができる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1998-05-28