マルチ情報部分暗号化システム
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概要
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コンピュータネットワークが進展し、マルチメディア情報通信システム,グループウェア,電子会議システム等の開発が活発に行われている。これらのシステムのセキュリティは主としてパスワードによるアクセス管理が主体であって、ハッカー等にパスワードを盗聴され、データが盗まれる危険が大きい。一方、暗号化技術はエンドーツーエンドの回線暗号がプレゼンテーション層で用いられているが、それほど普及していない、むしろ、普及はこれからというのが現状である。本稿では、アプリケーション層で暗号化を行う、マルチ情報部分暗号化システム(MIPES)を示す。このシステムはマンーマシン・インタフェースに優れた柔軟な暗号システムであり、暗号技術の普及の一助となると期待される。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-09-28
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