NDBからRDBへのスキーマ変換方式の評価
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概要
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従来、ビジネス分野におけるデータの管理では、ネットワークデータベース(NDB)が多く使用されてきた。NDBはデータ構造が、そのまま物理的状態に対応するところが多く、データ操作が手続き的であり、ユーザにとって使いにくい面が多い。それに対して、リレーショナルデータベース(RDB)は、データの独立性、モデルのわかりやすさ、データ操作の非手続き性などで、NDBに勝っているが、これまで、性能面でNDBに及ばないとされてきた。しかし、近年、RDBの性能が向上し、ビジネス分野でも用途を限定して利用する傾向にある。そのため、既にNDBで構築されたDBをRDBに移植する検討も行なわれている。NDBからRDBへのスキーマ変換は、移植後のアプリケーションの生産性、メンテナンスの容易性、移植後の拡張性などに優れた方式を採用する必要がある。一方、移植による性能低下にも十分配慮する必要がある。本稿では、2つのスキーマ変換方式による、変換後のスキーマ構造と実アプリケーションによる性能評価から、より移植に適したスキーマ変換方式を示す。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-09-28
著者
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関戸 一紀
(株)東芝情報通信システム技術研究所
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加藤 宣弘
(株)東芝 情報・通信システム技術研究所
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加藤 宣弘
株式会社 東芝 情報・通信システム技術研究所
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望月 谷州子
(株)東芝情報処理・機器技術研究所
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