アドレストレースによるOSの性能評価
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概要
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近年、リモートファイルサービスやOLTPなどのビジネス分野においてもマルチプロセッサシステム上のUNIXが広く用いられるようになって来た。このようなアプリケーションに対する性能の予測が、アーキテクチャやOS、MWの最適化を行なったり、効率的なシステム構築を行なったりするうえで不可欠である。そこで、我々はソースコードの解析と関数単位のトレース結果を元にモデル化を行ない、シミュレーションによって性能評価する手法を開発してきた。本発表では、NFSなど、1つの実行時間が短く、色々な種類のオペレーション(NFSではwriteやreadなど)が、混合して処理されるアプリケーションに対して、キャッシュやバスの状態をシミュレーションするために、オペレーション間のキャッシュラインの関係に着目して、ミス率を関数でモデル化する比較的容易な手法を提案する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-03-07
著者
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友田 正憲
(株)東芝情報・通信システム技術研究所
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関戸 一紀
(株)東芝情報通信システム技術研究所
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本田 亮
(株)東芝情報通信システム技術研究所
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武村 功司
(株)東芝情報・通信システム技術研究所
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本田 亮
(株)東芝情報・通信システム技術研究所
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