トランスピュータを用いた並列データベースマシンにおける結合演算の性能評価
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概要
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近年、関係データベースの処理を高速化するための並列データベースマシンの研究が行なわれている。我々は、トランスピュータを用いて並列データベースマシンを構成し、各種の並列アルゴリズムの研究をおこなっている。我々のデータベースマシンは、Shared-Nothingのアーキテクチャを持つ。プロセッシングエレメント(PE)と、多段結合ネットワークは、トランスピュータにより構成されている。ネットワークの特徴としては、全対全通信の機能を持っている。これまで、我々のマシンは、PEにディスクを接続しておらず、大規模なリレーションを処理することができなかった。今回、PEにディスクを接続して結合演算の実装と性能評価を行なったので、これについて報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-09-28
著者
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野口 泰生
(株)富士通研究所
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武 理一郎
(株)富士通研究所
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赤星 直輝
(株)富士通研究所
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萩原 つね子
富士通研究所
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萩原 つね子
(株)富士通研究所
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赤星 直輝
(株)富士通研究所ソフトウェア研究部
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