パーソナルコンピュータ用高速データ入出力方式
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概要
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著者らは、端末装置向けのハードウェア及びシステムの開発を行なってきたが、今回その開発の一環としてNESAバスのインタフェース用ゲートアレイ(PBS3)を開発した。NESAバスとは当社のハイエンドパーソナルコンピュータPC-H98シリーズ等で採用されている32ビット高速汎用バスである。PBS3はその高機能・高速性を生かしたNESAバス用オプションボードの開発を容易にするインタフェースチップである。今回この様なゲートアレイの開発に至った背景として、パーソナルコンピュータ(PC)でマルチメディア情報(静止画、動画、音声等)が扱われるようになり、データの大容量化も進んでいることがあげられる。現在のPCにおいては以下の点が問題点として明らかになっており、その対策が急務である。(1)のバスの転送速度が遅い(DMA転送)(2)ハードウェアの設定が煩雑当社ではRESAバスで(1)高速DMA転送(2)自動セットアップ機能を実現しこれらの問題点を解決しているが、逆にオプションボードの開発は、複雑化することとなった。今回のインタフェースゲートアレイは、NESAバスのこれらの機能を利用したオプションボード開発を容易としつつ、オプションボードに要するチップ数の削減することを目的とし開発がなされた。またこのゲートアレイの開発とあわせ、高速のディスクアレイ装置(EWS4800用)とのインタフェースを開発し、PBS3を使用したデータの高速入出力性能の評価を行なっている。以下本報告では、PBS3の基本仕様及びそれを使用し現在開発中のPC用ディスクアレイ装置の概要について報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-02-24
著者
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菊地 芳秀
NEC機能エレクトロニクス研究所
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杉本 欽一
Nec 機能エレクトロニクス研究所
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杉本 欽一
Nec大容量光ファイル開発センター
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杉本 欽一
日本電気(株)機能エレクトロニクス研究所
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菊地 芳秀
日本電気(株) 機能エレクトロニクス研究所
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辻澤 隆彦
日本電気(株) 機能エレクトロニクス研究所
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菊地 芳秀
日本電気(株)
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辻澤 隆彦
Nec 機能デバイス研
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辻澤 隆彦
日本電気(株)
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