表示一体型液晶タブレットを用いた「未」ウィンドウシステム
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概要
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オフィスや研究機関などの組織は基本的に、複数のワーカによる協調作業から構成されている。近年、このよう広組織における協調作業を支援するシステム(グループウェア)の研究・開発が活発に行なわれている。このような協調作業では一般に、コミュニケーションの媒介として電子的な情報だけでなく物理的な情報も受け渡される。電子的な情報とはLANによって接続されたワークステーション上で通信される電子メールのような情報である。また物理的な情報とは、例えば商品のサンプルのような物理的な物によって表現される情報である。物理的な情報を取り扱うために自律移動ロボットを利用することができる。そこで、物理情報をも扱う協調作業支援システムを提供するためには、自律移動ロボットを利用するためのインタフェースが必要となる。本稿では自律移動ロボットを人間と同様に協調作業の相手として捉えた、マルチエージェントモデルに基づくインタフェースを提案する。以下にまず、人間とロボットとのインクラクションについて考察を行う。そして、人間と自律移動ロボットのインクラクションを考慮した、協調作業支援のためのインタフェースの設計並び実装について説明する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-02-24
著者
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