トーンモデルを用いた配色支援
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概要
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配色に対して特別な経験を持たない者が、既存のカラーデザインソフトを用いて美しい配色を得ることは難しい。その原因として、ユーザーが配色知識や色の感性などに欠けることもあるが、ソフトの持つ問題も無視できない。これらのソフトは膨大な数の色を提供するが、配色の指針は何ら与えてはくれない。また、色調合インタフェースは、RGB値や色相/明度/彩度を指定するといった原始的な方式を彩用しており、ユーザの直感的な色選択を因難としている。筆者らは以上の背景をもとに、配色作業を色調和の観点から支援し、誰でも調和のとれた配色が短時間のうちに得ることができる配色支援方式の開発を行なっている。一般に、配色設計に用いるカラーモデルとして、色の調子を示すトーンを等色相面上で体系的にまとめたPCCS(Practical Color Co-ordinate System)が使いやすいとされている(図1)。本報告では、PCCSのトーンの概念を近似式で表現したトーンモデルを提案し、このモデルを用いた配色支援機能について述べる。
- 1992-02-24
著者
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