Gauss-Rys数値積分公式の分点と重率の効率的補間方式
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概要
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計算化学の分野で分子の電子状態を計算するために用いられる分子軌道法においては、電子間反発積分と呼ばれる大量の積分の計算に大半に時間が費やされる。このため、電子間反発積分計算の高速化が望まれている。Gauss-Rys数値積分法を利用したDupuisらの方法もそのひとつである。そこでは、Rys多項式の根と数値積分の重みを高速に求める手段が必要となる。通常、それはテーブル補間法によるが、従来のDupuisらの補間式が必ずしも最適な選択でなく、演算数削減という面からも最適ではないことがわかった。そこで我々は演算数削減のための補間方式の改良を行い、ベクトル化についての検討を行ったので報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-02-24
著者
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