SOFTにおける耐故障性アプリケーション構成法
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概要
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近年VLSI技術の発展に伴いマルチプロセッサが考案されている。マルチプロセッサでのプロセッサ故障の問題は避けられない。その中で、ストリームに基づく耐故障性プロセッサ接続方式(SOFT)が考案され、ASICにより試作されている。SOFTは実行したい計算を3つのプロセッサで同時に計算し、その演算結果を次段の3つのプロセッサに渡して互いに多数決をとるパイプライン構成により耐故障性を達成する。そのため3つのプロセッサの組を一つの演算単位(L-turn)として演算を行なうことになる。そのSOFTに対してアプリケーションを考えるとアプリケーションによってデータサイズや処理が異なるので、アプリケーションを構成するためには多バイトデータの転送方式やいろいろな処理の基本が必要になる。そこで、本論文ではマルチバイトデータ転送方式とアプリケーション構成に欠かせない条件分岐やループ処理、基本演算について考察する。そして、ソフトウェアで解決できない問題を上げ次のSOFTシステムへの必要事項を述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-09-04
著者
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