NCALSのはん(汎)用文書型定義の開発の方針と課題
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概要
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NCALSでは、印刷へのSGML応用ではなく、技術文書の電子化及び格納・交換・提示の構造を文書記述言語SGMLによる文書型定義(DTD)で定義した。その際、ISO9000対応文書化、日本語の共通化及びその利用者対機械間の界面の分離を試みた。現在の計算機環境では、金物、操作系、応用系などによって、文字集合、図形・映像の符号化方式の変化があり、共通文書として利用しにくい面があった。NCALSでは、将来の日本語文書は、交換・処理の対象として等しいことが利用者の潜在要件であると認識し、処理対象の日本語符号及び図形・映像の符号化を選択した(以降、NCALS共通符号と呼ぶ)。このNCALS共通符号を用いることによって、PC、UNIX機、はん用計算機などの機種を問わず共通な文書として取り扱う世界を共通化できることを提案し、それを実証するつもりである。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-09-04
著者
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