シミュレータによるマルチプロセッサシステムの性能評価
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概要
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近年、大型汎用計算機は高いCPUパワーを要求されるようになり、密結合マルチプロセッサ(以下TCMP)により、プロセッサ台数を増やして、CPUパワーの向上をはかる方法が採用されるようになっている。TCMPシステムでは、プロセッサ台数に見合った性能を引きだすことが理想であり、TCMP向けの高性能なハード/ソフト方式の開発が重要である。そのため我々は、TCMPシステムの性能評価ツールとして、ディスパッチング方式や各種ロックの保持率・分割度を評価可能な、マルチプロセッサ性能評価シミュレータPMOSを開発し、各種のソフトウェア方式の評価に適用中である。今回はPMOSを、オンラインシステム向けのTCMP高性能制御方式である仮想プロセッサ方式の評価へ適用した例について報告する。
- 1991-02-25
著者
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藤井 哲彦
(株)日立製作所システム開発研究所第6部
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米田 茂
(株)日立製作所
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根岸 和義
(株)日立製作所
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住田 成明
(株)日立中部ソフトウェア
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福多 謙冶
(株)日立製作所
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住田 成明
日立中部ソフトウェア(株)
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