分散記憶型マルチプロセッサのためのネットワークトポロジーの自動マッピング環境
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概要
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近年各種のタイプの並列処理マシンが商用化され、それらを使用して並列処理を実際に行うことが可能になった。しかしほとんどのマシンにおいては、ハードウエアのトポロジーを意議してプログラムしなければならず、他のタイプのトポロジーに対して考案されたアルゴリズムを直接使用することはできない。ユーザの立場からいえば、自分にとって都合の良いトポロジーの下にアルゴリズムを設計し、プログラムを構築でき、ハードウエアのトポロジーへのマッピングは自動的に行われ、その際のオーバーヘッドができるだけ小さいことが望ましい。我々の研究室に導入したCUBE2はハイパーキューブ結合を有するメッセージ通信型のマルチプロセッサであるが、wormho1e型通信機構を用いているため単一ホップとマルチホップ通信時間の差が小さく、性能上は全結合マシンに近い。そこでこのことを利用して、ユーザの考えるトポロジーを自動的にハードウェアにマッピングするための並列処理プログラミング環境を構築したので報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1991-02-25
著者
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