デッドロック解析・検知機能を持つマルチスレッド対応デバッガの開発
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概要
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OSF/1やUNIX SystemV rel4.2MPのようなマルチプロセッサ対応の標準的なUNIX(MP UNIX)では、並列処理をサポートする機能としてスレッドモデルを用い、これを使用するためのライブラリセットを用意している。しかし、マルチスレッドプログラムのデバッグは、複数の処理の流れを同時に監視、制御する機能が必要となり、従来の逐次プログラム用のデバッガでは十分にデバッグを行なえない。また、同期やロックといった並列プログラム特有の要素を取り扱うための機能なども必要である。筆者らは、先にOSF/1上でpthreadライブラリに対応する「並列プログラミング支援環境」を構築した。さらに、このデバッグ支援ツールとして「マルチスレッド対応デバッガ」の開発を行なった。また、ロックの発生に関連するイベントのログを採取・管理することで、デッドロックの発生を検知する機能を実現した。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-09-20
著者
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