データベース統合環境の開発 : クライアントシステム
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概要
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現在、データベースアクセスを行う製品としてクライアント・サーバ型のものが乱立している。これは、クライアント・サーバ方式におけるフロントエンドアプリ、サーバ側のデータベース管理(DBMS)、両者間を接続する連携ツール、さらにネットワークソフトについて多種多様の製品がベンダにより握供されていることに起因する。この状況の中では、種々の製品が下位組織の単位で導入され、異種のものが数多く混在する結果となっている。下位組織間でデータを流通し合い効率を高めるためには、一つのクライアントからすべてのサーバ上のデータをアクセスできなければならない。しかし、現状ではこの利用条件を満たす連携ツールは限られており、アプリケーション連携等による高度な連携システムの開発や、他のプラットフォームへの移行は容易に行えない状況である。ここでデータ連携機構の課題を整理すると次のようになる。(1)DBMSに依存しないクライアントAPI (アブリケーションプログラミングインタフェース)が提供されていない。(2)異なるプラットフォームへの移植性が低い。(3)分散環境におけるデータ連携機構が統一化されていない。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-09-20
著者
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