協調分散OLTPによるデータベースシステム
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概要
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従来のデータベースシステムではRDBサーバとなるコンピュータ,もしくはそれと接続されたコンピュータ上で全ての処理(RDB検索,加工,SOL文の作成やMMI処理等)を行っていたため,負荷の集中による処理性能の低下は避けられないものであった.しかし,今回のデータベースシステムでは以下のような特徴によりRDBサーバコンピュータの負荷を軽減し,システム全体の処理効率の向上を実現している.(1)クライアント・サーバ方式による利用者主体のデータベース利用環境の提供,(2)協調分散OLTPによる負荷分散,機能分散によりシステムの処理効率を向上,(3)業界標準のウィンドウシステムによるGUI本稿は,このような協調分散OLTPの特徴を活かしたデータベース処理システム(以下,TOPDBLISTと呼ぶ)について述べる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-09-28