文書作成時における文書部品属性設定に関する支援技術

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概要

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ワープロなどを用いて作成される電子文書中の章や段落、図表などの文書部品には、文字フォントサイズや色、マージンなどの多様な属性が定義されている。これら複数の文書部品属性に指定される値の間に、文書の作成作業を通じて何らかの関係が見いだせる場合がある。例えば、特定の段落を近傍の他段落から強調するためにその段落の文字サイズを他段落の文字サイズより大きく設定する場合や、表中の行の視認性を高めるために各行の背景色を交互に違える場合などである。このような属性間の関係は、従来Akaneのスタイル機能やInterleafのプロパティ継承機能などによって限定された範囲で管理されていたに過ぎず、現実の文書作成における属性間の多様な関係を統一的に管理することは困難であった。本稿では、文書部品属性間の関係を統一的に管理するための属性関係管理モデルを提案する。また、属性間の関係を文書作成者に提示するための属性値関係提示ツールを示す。
一般社団法人情報処理学会の論文
1994-09-20

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