カナ姓名のペン入力後処理における予測処理について
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概要
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テキスト入力手段としてペン入力インターフェースに対する需要は高いと考えられているが、普及を妨げている理由の一つとして、手書き文字を意図通りに認識しない認識精度(正解率)の低さがあり、この結果ペン入力の使い勝手を悪くする要因ともなっている。正解率向上のために、認識処理と言語処理を組み合わせ、認識装置からの結果(候補)を言語知識と照合することで有意味な候補を作成する処理(後処理)が必要とされるが、OCR入力処理において後処理部は言語知識との照合を行うためだけに使われており、入力を推測(予測)するためには使われていない。本論文では帳票の姓名記入欄にペンでカナ入力する際の後処理を想定し、後処理部を、単語としての照合以外にも文字の予測および単語の予測を行う機能を持った言語知識処理部として作成したので報告したい。この予測機能により、部分的な手書き入力から予測結果を選び、予測結果にないときにだけ手書き入力するといったインターフェースが可能になる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-09-20
著者
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