公衆フレームリレー網におけるトラヒックパターンと転送効率
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
今日、コンピュータシステムは、大型機から小型機へのシフト・機能の分散化とLAN(Local Area Network)環境が一般的になりつつあり、また、コンピュータネットワークもLAN-WAN-LANの広域分散型ネットワーク形態が多くなってきている。今まで、WAN(Wide Area Network)には、専用回線・回線交換・パケット交換が用いられてきたが、通信速度・コストの面からどれにも一長一短があり、決定的なものではなかった。このような状況の中で、WANとしての条件(1)高速性(2)常時接続性(3)N対N通信(多重化機能)をもつネットワークサービスが求められている。それを実現する技術としてフレームリレー(FR)が登場し、今日、いくつかの公衆FRサービスが提供されるに至っている。本報告では、近々提供が予定されているNTTのFRサービスを用いたLAN間通信(TCP/IPプロトコル使用)の試験結果をもとに、FRの設計時の指針について報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-09-20
著者
関連論文
- レイヤ省略型プロトコルの実現法について
- 公衆フレームリレー綱における輻輳発生メカニズムと制御法
- 公衆フレームリレー網におけるトラヒックパターンと転送効率
- 公衆フレームリレー網を用いたLAN間接続時の輻輳制御方式の一検討