公衆フレームリレー網を用いたLAN間接続時の輻輳制御方式の一検討
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概要
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WANを介したコンピュータ間の通信量は年々増加の一途にある。これらに使われるINS-P,DDX網は、信頼性がある反面、回線速度の遅さや大きな遅延時間がシステム構築の課題になっている。光ファイバー化によるWANの伝送品質が向上した。この結果、WAN内のデータ送達確認を省略することにより、従来より高速なデータ転送を実現するフレームリレーサービス(FR:Frame Relay)が注目されている。本検討ではFR網に特徴的な輻輳に着目して、輻輳制御をモデル化し、NTTのFR網で、輻輳の回復時間、スループット等の実測検証を行った。この実験結果を元にFR網の利用方法を提案する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-09-20
著者
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関 康夫
日本電信電話株式会社情報システム本部
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小田川 直樹
日本電信電話株式会社情報システム本部
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前野 智道
日本電信電話株式会社 パケット通信事業本部
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水野 康尚
NTTソフトウェア株式会社
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尾崎 昌義
日本電信電話株式会社 情報システム本部
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