用言の機能に基づいた修飾語句の分類に関する考察
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概要
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リアルタイム情報を利用者に提供するための情報提供文の自動生成を目指している。リアルタイムに変化する数値情報を文章に変換することを考えた場合、数値の変化に見合う修飾語句(形容詞、形容動詞、副詞)を状況に応じて適切に選択することができれば、少ない文字数で効果的な数値情報の説明文章の生成が可能となる。従来の修飾語句(程度表現)に関する研究としては、程度表現を5段階の離散的表現と捉えてモデル化したもの、多種言語の修飾語句を比較し修飾語句が表す程度の範囲をメンバーシップ関数を用いてモデル化したもの、そして大規模な言語コーパスから形容詞の類似度を自動的に計算し、クラスタリング手法を用いて形容詞を分類したものなどがある。本稿の目的は、被験者に対して数値情報と程度を表す修飾語句・被修飾語句に相当する用言(動詞、形容詞、形容動詞、助動詞)をペアで与え、与えられた数値に応じて適切な表現を選択させる認知実験を行なうことで、数値情報が与えられた場合の修飾語句が表す程度の範囲を明らかにし、程度表現としての修飾語句の捉えられ方を考察することである。以下では、実験の概要と実験結果を統計的手法を用いて分析して得られた結果を報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-09-27
著者
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