再帰的SGML文書整形システム
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概要
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文書記述言語Standard Generalized Markup Language(SGML)による文書の構造化記述を応用して,文書のデータベース化が実現されるようになってきた。こういった文書データベースでは,文書を登録する時点で,文書の構造化を図る必要がある。そこで我々は,構造付文書の簡易入力方法として,常用文書記述形式(第0版)を提唱した。しかし,第0版では,多重の入れ子になった文書要素に関する適合検査はできない。論理構造付き文書加工フェーズに移る段階でSGML文書として構造解析し,初めて適合検査を適用できる。この問題の解決を図るため,常用文書記述形式を,SGMLに準拠した簡易記述形式(常用文書記述形式第1版)に発展させた。そして,このSGMLで記述した文書を入力対象とし,整形結果もまたSGML文書データとして出力するツール「再帰的文書整形システム」を開発した。本稿では,再帰的SGML文書整形を実現するするときの問題点を挙げ,この解決方法について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-03-01
著者
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