ZによるACSEの記述
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概要
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最近、ダウンサイジング、オーブン化が進む中で、高度な分数処理環境が必要になってきている。そこで、UI、OSF、OMGのようなオープンな民間標準化団体での分散環境の標準化だけでなく、国際標準化団体ISOとCCITTでもOSIよりもさらに高度な分散処理環境の標準化を目指して、オブジェクト指向ペースのODP(Open Distributed processing)を検討している。しかしながら、分散システムはその仕様が複雑であり、ODPが目指すような大規模な分散環境の仕様記述を正確に記述するには困難が伴う。そこで、形式的仕様記述言語を使用してその仕様を明確に記述する試みがなされている。ODPでは現在、いくつかの仕様記述言語の使用を検討しており、その中にZも含まれている、しかし、今までの、Zに関する報告では、実際の通信プロトコルをその対象としたものはまだ少ない。そこで、Zの記述能力を検証するために、今回OSI応用層における基本的なプロトコルACSEのZによる記述実験を行った。本稿ではその結果を報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-03-01
著者
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