リアルタイムソフトウェア向け視覚的設計支援の提案 : 動作設計技法の概要
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
近年、通信ソフトや交換ソフトなどのリアルタイムソフトウェアの発展とともに、リアルタイムソフトウェアを対象としたさまざまな設計技法や支援システムが開発されてきた。従来の技法の多くは、対象システムの静的な仕様を機能的な構成要素の階層として、動的な仕様を構成要素の状態遷移として捉えていた。例えば、SDLでは、静的仕様を機能ブロック階層で、動的仕様を機能ブロック(に含まれるプロセス)の状態遷移図でモデル化している。実際の設計作業では、静的な仕様から状態遷移図などの動的な仕様をどのように構築するかが非常に重要になる。しかし、静的仕様から動的仕様を構築する過程を支援している設計技法は少ない。本稿では、システムに対する要求仕様をもとに、システムの動的仕様として状態遷移図を構築するまでを支援する設計技法(SNAPSHOT)を提案する。特に動的仕様に関する設計を、本稿では動作設計と呼ぶことにする。
- 1989-10-16
著者
関連論文
- CCITT/SDLの状態内図式のモデル化とその応用
- メッセージシーケンスによる設計支援
- リアルタイムソフトウェア向け視覚的設計支援の提案 : 動作設計技法の概要
- リアルタイムソフトウェア向け視覚的設計支援の提案 : 支援システムの概要
- 状態構造に着目した動作仕様化の一技法