SQMATおよびGQMの活用による計量管理環境の改善
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概要
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当社では、開発プロセスにおける品質計測技術としてSQMAT(Software Quality Measurement and Assurance Technology)を開発し、社内の様々な部門で適用し、ソフトウェアの品質や生産性に対する効果をあげている。SQMATはゴール・オリエンティドな考え方に基づき、多角的視点から、3段階の品質尺度で、合理的かつ定量的な計測を行い、視覚的な管理を行なう技法である。また、尺度の設定、スコアリング、グラフ表示をサポートする支援ツールが用意され、活用されている。プロジェクト管理においては、管理対象として品質(Q)の他にコスト(C)と納期(D)も必要であるが、それらに対して適切なメトリクスを設定する方法が見あたらない。本稿では、SQMATでカバーしていない品質以外の尺度に対して、ゴールからメトリクスを設定する一般的な方法(GQMパラダイム)を用い、さらにメトリクスにもれがないようにプロセスおよびプロダクトの両方向から整理する方法(T型マトリクス)を用いて、プロジェクト管理のためのメトリクスを設定する方法について報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-10-16
著者
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