分散処理交換システムのシミュレーション環境の実現

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概要

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電話サービスへの多様な要求に対応するため、交換システムには機能追加や処理能力の向上が容易に行えることが求められている。このため、交換機能をハードウェアも含めていくつかのモジュールに分割し、これらを組み合わせて構成する分散処理交換システムについての検討を進めている。このような分散処理交換システムの実現に先だって、(1)複数のシステム構成の比較検討、(2)プロセッサ間通信など分散処理に必要な実現技術の確認、などを行う必要がある。これらは従来机上で行われることが多く、手間がかかるとともに、定量的評価データをだすことが難しかった。そこで、分散処理交換システム構成の評価、機能確認を早期に効率良く行うために、UNIX上にシミュレーション環境を作成した。本稿では、このシミュレーション環境について報告する。
一般社団法人情報処理学会の論文
1989-10-16

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