重なり線図形識別における補完生起要因の検討
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概要
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面と面が重なって知覚される図形において、後ろ側の面の見えない部分を補う視覚機能を補完(非感性的完結化)と言う。(補完は補間の同義語としてinterpolationの意味で用いられることもあるが、本研究では補完と補間を区別し、上記の意味で用いる。)従来心理学において、対象図形に補完が生じることを前提とした上で、どの様に補完が行われるかを説明する研究が行われてきた。一方、重なりを持つ図形を工学的に自動識別する場合、まず問題となるのは、入力図形に補完が生ずるか否かを如何にして調べるか、ということである。本研究は、補完が生じるか否かの判断要因と考えられる、5つの基準を提案し、重なりを持つ線図形の自動識別のための指針を与えることを目標とする。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-10-16
著者
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