機器配置設計支援システム : 形状モデルとの結合
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概要
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設計支援システムでは、各種の制約事項を満たすと同時に、ユーザの意向も十分反映されるようになっていなければならない。また、設計過程がモデル化しにくい部分や対象に関する設計ノウハウが十分に獲得できていない場合にも、ユーザに適宜情報を補ってもらう必要がある。すなわち、仕様作成から設計案導出までの様々な段階でユーザからの入力を受け付け、かつその入力の意味を理解し、設計の思考過程を支援するような知的ユーザインタフェースが強く望まれる。このような機能を実現するためには、ユーザの認識にあった対象のモデルを作成し、これを推論や機能評価で用いられる対象のモデルに対応させることが必要である。ここでは、筆者らが開発中の原子力プラント機器配置設計支援システムを例題に、上述の機能のインプリメントを検討した。本報では、その基礎となる躯体形状のモデル化を中心に述べる。なお、この設計支援システムは、原子力プラント建屋内の躯体および機器配置の設計案を作成し評価値概算を行うものであるが、ユーザからの入力が前提条件作成時とシステム提示案の選択時に限定されており、知識が不十分な場合-システムが適当な設計案を提示できなかった場合は有効に使用できなかった。従って、ユーザ自身も設計案の作成に積極的に介入できる機能-マニュアルで躯体を作成したり、機器を配置する機能の追加が必要とされていた。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-10-16
著者
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