並進表示面を持つ体積走査型ディスプレイの開発とその応用(<論文特集>次世代画像技術)
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概要
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並進表示面を持つ体積走査型ディスプレイを開発し, 形状の直接操作, シミュレーション結果の表示, 手術シミュレーションシステム等への適用を試みた.一般に体積走査型ディスプレイでは, 実空間に立体像が表示されるため, 眼鏡やゴーグルを装着することなく様々な角度から像を観察できるが, 明るく鮮明な像を作るのが難しい.開発したディスプレイでは, 高輝度発光ダイオードを用いたこと, 表示領域を分割しそれぞれで同時並列的に表示する機構を実現したこと, 表示面を上下に往復運動させることで画素密度を均一にしたこと等により, 装置の全周囲から鮮明な像が見られる表示空間を実現した.従来の3次元ディスプレイに比べ, 空間内の距離や位置関係を把握しやすいため, 像の操作をより直感的に行える.また, 画素が直交座標軸に沿って並ぶため, ボリュームデータを直接的に表示できる.
- 社団法人映像情報メディア学会の論文
- 1994-10-20
著者
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亀山 研一
株式会社東芝研究開発センター機械・エネルギー研究所
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亀山 研一
東芝 研究開発センター 機械・エネルギー研究所
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大富 浩一
株式会社東芝研究開発センター機械・エネルギー研究所
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大富 浩一
株式会社東芝
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亀山 研一
株式会社東芝研究開発センター
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