SPDL用の日本語必須フォントに関する検討
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概要
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日本事務機械工業会のPDL開発検討小委員会は,ページ記述言語の国際規格であるSPDL(Standard Page Description Language/標準ページ記述言語)を実装し,特に国内で普及させるための開発課題を検討している。SPDLの国内での普及にとって重要な課題の一つが日本語フォントリソースであり,ここでは同委員会のそれに関する1994年度の活動(文献1)と1995年度の検討内容を報告する。フォントに着目したときのSPDLの特徴は次のとおりである。(1)SPDLの規格ISO/IEC 10180(文献2,3)は,フォントリソースに関する規定を言語から分離し,別規格のフォント情報交換ISO/IEC 9541(文献4,JIS X 4161〜4163(文献5〜7)に等価)を利用している。(2)SPDL内部ではグリフ識別子を用いて,出力グリフを指定する。グリフインデックスマップの入れ換えによって多様な符号化文字集合に対応する。(3)ISO/IEC 9541の多様な表記方向(writing mode)サポートに基づき,多様な組方向に対応できる。(4)ラテン系グリフ集合に関して,12種類の必須フォントを指定している。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-09-20
著者
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小町 祐史
松下電送システム株式会社ドキュメント技術研究所
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籠 浩昭
日本事務機械工業会pdl開発検討小委員会
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小町 祐史
日本事務機械工業会PDL開発検討小委員会
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大久保 彰徳
日本事務機械工業会PDL開発検討小委員会
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大久保 彰徳
株式会社リコー研究開発本部rd推進センター
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