非等方性メッシュの自動生成方法
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概要
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従来の自動メッシュ生成方法においては,メッシュ要素の形状としては正三角形や正四面体になるべく近いもの─すなわち等方的な形状─ばかりが追求されてきた.ところが,使用できるメッシュの要素数が一定という条件のもとでは,「等方性メッシュ」よりも,ある方向に細長くのびた「非等方性メッシュ」の方が,解の精度や収束性の点で優れている場合がある.例えば,板成形シミュレーションにおいて板が曲げられる線の方向に細長く伸びたメッシュを用いたり,流体解析において流線の方向に沿って細長く伸びたメッシュを用いることが多い.このような非等方性メッシュを生成する自動的な方法は確立されておらず,従来は手作業に頼っていた.そこで本報告では,この問題の解決方法として,メッシュの非等方性をベクトル場で与える考え方を新たに導入し,これによって定義される楕円形の「バブル」を最密充填してその中心点を結ぶことによりメッシュを自動生成する方法を新たに提案する.
- 1995-09-20
著者
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