生産管理スケジューリング・システム : KISS
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概要
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機械工業におけるジョブショップ・スケジューリングに対して、AIの分野からこれまで幾つかのアプローチがされている。しかしながら、実用規模の量と種類を持つ制約条件のもとで、実用的時間でスケジュール結果を提示できるシステムは少ない。また、スケジューリングのような、一意的な解か存在しない問題解決で良く見受けられる、ユーザとシステムの対話的な協調作業を行う場合には、運用を重ねる過程でのスケジューリング・ノウハウ蓄積を自動的に行われる必要性がある。ここではこうした観点から開発した、機械工業におけるジョブショップを対象にした生産管理スケジューリング・エキスパートシステムKISS(Kayaba Industry Scheduling System)について述べる。ジョブショップスケジューリングの特徴は、各加工品の加工工程数・加工順序が一定でないことや、理想的なFMS(flexible manufacturing system)に移行する過程、およびそれができない場合には、一つの工程の加工時間をかなり変動させる要因が存在するため、計画と実績の間で狂いが発生し、修正しようとすれば、再計画を繰り返さなくてはならないなどがある。また、多品種少量生産にあっては、機械設備は同じでも、多くの種類の製品が流れることも特徴である。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-03-15
著者
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