オブジェクト指向設計知識・データ表現システム
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概要
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近年,機械設計の分野では,より柔軟かつ高効率な知識表現,および大容量データを利用する知識ベースシステムが求められている.これまで知識表現手段として,特に固有のモデルベースとなる知識表現に向いていることから,オブジェクト指向技術がよく利用されている.一方,機械設計支援を対象としたエキスパートシステムを構築する際に新しく有用な概念として,「属性モデル」がある.本論文では,この機械設計における属性モデル表現のための要件を明らかにし,それを満足するよう開発した,設計対象の属性モデル表現,および設計アクティピティの属性表現のためのオブジェクト指向知識・データ表現システムについて述べている.本システムは,オブジェクト指向言語の上に知識表現レベノレを構成しているスーパフレーム言語を持つ・本言語で記述すると,オブジェクトクラスタと呼ばれる一群のオブジェクトを生成し,それらはフレーム・オブジェクト,アトリピュート・オブジェクト,アィテム・オブジェクトから構成される.これに加え,アトリピュートタイプ・オブジェクトをシステムは定義しており,これらによって属性記述,属性値タイプの共通利用,属性の可搬性,属性間の関係などをオブジェクトレベルで実現している.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1991-05-15
著者
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