仮説推論を用いた工作機械の主軸分解手順自動生成システム
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概要
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我々は、次世代知識情報処理システム構築技術の研究開発において、特に機械系の設計型問題に適した推論制御機構の枠組みの構築を検討している。そして、基本的には組合せ問題である設計型問題においては、仮説の組合せに基づいて複数の仮説の集合を同時に取り扱っているATMSは、きわめて有効な要素技術であると考えられる。そこで、ATMS的な仮説の組合せに基づく多重世界をサポートできる枠組みを構築し、これを利用して効率的な推論を行うことが可能な問題解決機構の構築を行っている。本論文では、このような仮説推論の枠組みの応用例として現在作成中である、工作機械の主軸分解手順自動生成システムについて報告する。また、本システムで用いた組合せ処理を効率よく実行することを目的とした問題解決機構(ATMS機構)をmicro ATMSと呼ぶ。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-03-15
著者
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伊藤 博之
松下電気産業株式会社
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加藤 文之
千葉工業大学工学部情報工学科
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舘野 峰夫
松下電器産業(株)情報通信東京研究所
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伊藤 博之
松下電器産業(株) 東京研究所
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加藤 文之
松下電器産業(株) 東京研究所
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