可変構造を持つワークフロー管理モデル「PowerFlow」の提案
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
計算機環境を有効に活用したコミュニケーション,グループワーク支援が注目される背景の下,協調作業支援の適用分野のひとつとしてオフイス手続き,組織内における業務支援を行なうワークフローシステムの研究が活発になされている.ここで, システムを利用する作業者(ユーザ)はワークグループの中である機能を演じている.しかし,既存のシステムでは作業者の柔軟性に対する組織的,時間的な変更に十分対応できていないと考える.特に作業者の異動や作業依頼における引き継ぎでは,作業者間でうまく移行作業が行なわれないことがある.また,作業の管理状態を捉えられないことで最悪の場合は,後任者が最初から再実行したり,調査に多大な時間を必要とする.そこで,本稿ではワークフローの変化のパターンと,作業者と役割の変更に注目したワークフローの変化に対応可能なモデルについて検討する.本検討では,作業者と役割の割り付けに対する組織的,時間的,空間的な側面による3つの決定因子と,時間的な推移の記録の導入について提案し,その効果について示唆する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-03-07
著者
関連論文
- HTML文書からの商品情報抽出方式の提案
- HTML文書からの商品情報抽出方式の提案
- マルチメディア情報流通システム(infoKet)
- SETを用いた情報流通プラットフォーム
- CD-ROM情報流通サ-ビスの構成と評価 (マルチメディア情報流通技術)
- 可変構造を持つワークフロー管理モデル「PowerFlow」の提案
- 分散マルチプロセスのテストにおけるイベント系列制御方式
- Adaプログラムの変更に伴う再コンパイル削減方式
- 3U-6 文書間のリンク関係と類似度を利用した特徴ベクトル生成方式によるWWW文書自動分類
- モデルベーステストにおけるトレーサピリティの確保と活用